栄養指導前後の新入生の食事内容の変化

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新入生69名を対象にした栄養指導を実施し、その前後の食事状況を栄養素、食品、及び料理レベルから評価するとともに、食パターンを用いて食事内容の変化を明らかにした。指導前に不足していたエネルギーやビタミン、ミネラル(栄養レベル)の摂取量、及び野菜や豆類等(食品レベル)の摂取量は、指導後増加し改善が見られたが、指導前すでに過剰気味であった脂質も増加し、塩分摂取量の増加とともに課題が残った。食パターンでは、指導前に多かった不足型が減少、特に野菜不足は解消されていたが、バランス型より主菜過剰型になってしまった学生が多く、主菜の適量についての教育が必要であることが分かった。なお、食事別にみると、朝・昼・夕の3食ではいずれも、ビタミンやミネラル、食物繊維の摂取量が増えており、著食と昼食の主菜と副菜の摂取頻度が顕著に増加し、不足型の食パターンが6割程度まで減少、一方で間・夜食のデザートの摂取量は減少するなど、指導後の改善点を明らかにすることができた。しかし、朝・昼・夕3食いずれにおいても主菜過剰型の食パターンになってしまった学生が増え、問題点も明らかとなった。以上、新入生の栄養指導前後の食事状況を明らかにし、課題を見出すこともできた。
福岡女子大学の論文
2005-03-04

栄養指導前後の新入生の食事内容の変化

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