<研究報告>給食管理へのコンピュータ導入の試み

概要

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業務内容が多角的で, 膨大な労力と時間を要する給食管理業務に, 作業の軽減化と, 迅速で正確な計算処理を行わせることを目的として, コンピュータの導入を試みた。システムは, 市販の表計算ソフトを用いて作成し, 所要量入力・献立作成・栄養計算・総合集計・印刷・削除・複写の機能をもたせた。本学給食管理実習に本システムを導入した結果, 以下のような利点がみられた。(1) 一般的な表計算ソフトなので, 操作が容易であった。(2) 処理段階に要していた労力や帳票類が削減できた。(3) 時間に余裕が生じ, 栄養士業務が充実した。(4) データ算出・記録方法が標準化された。(5) データ構築が可能となった。(6) データの修正・複写・再出力が容易となった。(7) 正確な事務処理が行われるようになった。なお, MS-DOSはMicrosoft Corporation, LOTUS 1-2-3は, Lotus Development Corporationのソフトである。
福岡女子大学の論文
1966-02-25