アクセスパターンによるレジスタファイルの高位消費電カモデル(システム設計および一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿ではアクセスパターンを入力としたレジスタファイルの消費電力モデルを提案する.一般にプロセッサコアにおいて高消費電力であるのはレジスタファイルと実行ユニットであるので,これらを低消費電力化するのが効果的であると言える.本研究ではソフトコアプロセッサにおけるレジスタファイルの高位低消費電力化を目指している.そのためには高速で相対精度の良い消費電力見積りが必要となる.提案モデルは従来モデルでは考慮していなかった消費電力のアドレス依存性を考慮し,高い精度の見積りを可能にしている.提案モデルを用いた命令コードのレジスタ番号部の変更によってレジスタファイルの消費電力を25.4%低減できた.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-05-21
著者
-
小野寺 秀俊
京都大学大学院 情報学研究科 通信情報システム専攻
-
小林 和淑
京都工芸繊維大学工芸科学研究科
-
小林 和淑
京都大学大学院情報学研究科通信情報システム
-
樋口 昭彦
京都大学大学院情報学研究科
関連論文
- A-3-16 設計対象毎に生成したスタンダードセルライブラリによるLSI設計
- スタンダードセルライブラリ構成法の検討
- パラメータの変化に柔軟に対応可能なタイミングモデル : DFF, 複合セルへの適用
- P2Lib : スタンダードセルライブラリ自動生成システム
- CRCπ型負荷を駆動するCMOS論理ゲートにおける貫通電流による消費電力の導出
- CMOS論理ゲートにおける貫通電流を考慮した遅延時間の定式化
- 抵抗アレイモデルを用いたアナログ回路用概略配線手法
- ばらつき考慮設計に向けて(アナログ,アナデジ混載,RF及びセンサインタフェース回路)
- ばらつき考慮設計に向けて(アナログ,アナデジ混載,RF及びセンサインタフェース回路)
- CK-2-10 CMOSミリ波回路におけるオンチップ伝送線路のモデル化(CK-2.ミリ波実用化に向けたデバイス・回路・システム技術の現状と将来,ソサイエティ特別企画,ソサイエティ企画)