ブロック長制御による収束時間短縮の試み
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概要
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学習同定法では推定精度の向上に合わせてステップゲインを徐々に小さくする操作を繰り返すことで収束時間が短縮されることが知られている. 本報告では"加算正規化"LMS法において可能となるブロック長の制御がステップゲインの制御と同様の効果が得られることを利用して, その収束時間の短縮を実現する方法について検討している. 本制御法によれば外乱の多い環境下で高い推定精度を望む場合においてRLS法に近い収束速度が得られる. また, 実際の適応システムにおいては参照信号や外乱のパワー変動, 非巡回型フィルタの係数として推定すべき未知システムのインパルス応答が変動する可能性は十分にある. しかし, これらの変化は従来のステップゲインの制御法の検討に際しては無視されてきた. これらの変化に本制御法によれば対応可能となることが示される.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-01-25
著者
-
藤井 健作
(株)富士通研究所ネットワークシステム研究所
-
藤井 健作
(株)富士通研究所 無線システム研究部(研 41)
-
大賀 寿郎
富士通研
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大賀 寿郎
(株)富士通研究所
-
大賀 寿郎
(株)富士通研究無線システム研究部:(現)芝浦工業大学工学部
-
藤井 健作
(株)富士通研究所 ネットワークシステム研究所
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