個別正規化LMS法における加算項数制御による収束特性の改善
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概要
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学習同定法を適応アルゴリズムとするときに得られる収束特性をステップゲインの調整によって制御するためには外乱と推定誤差の両自乗平均値が必要とされる.しかし、これらの算定は困難であり、現実には図1に示す残差E_j(j:時刻)を用いてその調整が行われる.問題はステップゲインの調整が有効となるときに残差の大部分が外乱N_jによって占められ、その調整に必要な推定誤差の観測が困難となることである.既に提案した個別正規化MS法ではステップゲインに加えて加算項数(ブロック長)Jによっても収束特性の制御が可能となる.加算項数の調整による制御には推定誤差の観測に際して外乱を抑える効果があり、ここに上記問題の解決の可能性が見出される.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
-
藤井 健作
(株)富士通研究所ネットワークシステム研究所
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藤井 健作
(株)富士通研究所 無線システム研究部(研 41)
-
大賀 寿郎
富士通研
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大賀 寿郎
(株)富士通研究所
-
大賀 寿郎
(株)富士通研究無線システム研究部:(現)芝浦工業大学工学部
-
藤井 健作
(株)富士通研究所 ネットワークシステム研究所
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