Quantized-x NLMS法の収束特性
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概要
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16ビット固定小数点演算で設計された適応システムでは安価な信号プロセッサ(DSP)の採用が可能となる.反面, その16ビットという狭いダイナミックレンジのために計算機シミュレーションで確認した特性がそのまま得られない可能性も高い.この特性劣化原因の一つは, 乗算で倍になった語長を乗算後に元の語長に戻すときに起こる切り捨てにある.この切り捨てに起因する劣化はサインドレグレッサアルゴリズム(本報告ではbi-quantized-x法)のように乗算の一方を参照信号の符号(±)に制限することで防ぐことができる.本報告では初めに, このbi-quantized-x NLMS法の収束特性を記述する式を導出し, そこから収束条件と収束を最速化するステップサイズを見出す.次に, その符号化(±)に加えて小さな振幅の参照信号には零を割り当てるtri-quantized-x NLMS法を紹介し, その割り当てが収束特性を改善する原理を説明する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-01-18
著者
-
藤井 健作
(株)富士通研究所ネットワークシステム研究所
-
藤井 健作
(株)富士通研究所 無線システム研究部(研 41)
-
田中 良紀
(株)富士通研究所
-
田中 良紀
富士通研
-
田中 良紀
(株)富士通研究所ネットワークシステム研究所
-
藤井 健作
(株)富士通研究所 ネットワークシステム研究所
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