BP-1-2 3GPPにおけるIMT-Advancedの標準化状況と今後の予定(BP-1.IMT-Advancedに向けた無線方式提案,パネルセッション,ソサイエティ企画)
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概要
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現在3GPP(3rd Generation Partnership Project)ではIMT-Advancedの要求条件を満たす無線伝送技術としてLTE-Advancedの標準化が進められている。本稿では,ITU-R(International Telecommunication Union-Radiocommunication)での標準化スケジュールを踏まえ,LTE-Advaucedの最小要求条件とその標準化状況,ならびに無線インターフェースに関する技術開発スケジュールについて概説する。2007年の世界無線通信会議(WRC07:World Radiocommunication Conference 2007)において,IMT-Advancedを含むIMTシステムに使用する新たな周波数帯域が合意された。その後,ITU-RのWP(Working Party)の改組が行われ,従来からIMT-Advaucedの検討を行ってきたWP8Fの所掌事項は新たにWP5Dに引き継がれ,その第1回会合(WP5D#1)にてIMT-Advancedの候補となる無線インターフェース技術(RIT:Radio Interface Technology)の募集(Circular letter)が発せられた。3GPPでは,ITU-Rからの提案募集を受け,IMT-Advaucedが満たすべき最小要求条件を規定した文書,ITU-R M.2134 "Requirements related to technical performance for IMT-Advanced radio interface(s),"に基づき,LTE-Advancedの実現に向けた技術検討を開始した。先ず,2008年3月にSI(Study Item)が承認され,LTE-Advancedの実現性検討(Feasibility study)作業に着手し,同時にTSG-RAN配下の各WGで具体化な技術検討を開始した。そして2008年10月にITU-Rに対してLTE-AdvancedのEarly versionの技術仕様が提出された。その後,更に技術検討を進め,2009年6月により完成度の高い技術提案を行うとともに,当該技術の自己評価を開始している。現在は2010年3月のRel-10 Stage1完了に向け,より詳細な技術検討を進めている。またStage2, Stage3は2011年の完了を目指し検討が継続されると思われる。
- 2009-09-01
著者
-
福田 英輔
富士通研究所
-
田中 良紀
(株)富士通研究所
-
田中 良紀
(株)富士通研究所ネットワークシステム研究所
-
福田 英輔
(株)富士通研究所ネットワークシステム研究所
-
中村 隆治
富士通株式会社モバイルフォン事業本部
-
田中 良紀
株式会社富士通研究所ネットワークシステム研究所
-
中村 隆治
富士通株式会社アクセスネットワーク事業本部
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