NLP2000-17 / NC2000-11 筋インピーダンス変化を考慮した上唇・顎モデルによる補償動作の検証

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概要

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本研究では、顎運動に対して摂動を与える実験を通して、発声運動における脳の制御メカニズムを探る。唇摩擦音/Φ/および唇破裂音/p/においては、その発声のための正確なせばめの形成または、閉鎖の実現を阻害するような下顎への開放摂動に対して、上唇が下降する補償動作を確認した。しかし、口の開きのみを必要とする母音/a/に対しては、それらに比べ補償動作は小さかった。これは、発声タスクに応じて筋インピーダンスが変化しており、それにより補償動作に違いが現れたと考えられる. そこで上唇・顎モデルを用いて、タスクに応じた筋インピーダンス変化を推定し、これによって補償動作の挙動が実挙動と同様に変化していくことをコンピュータシミュレーションによって検証する.
2000-06-15

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