模倣による調音ダイナミクスモデル制御の獲得(<特集>「脳・認知科学」及び一般)
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概要
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調音器官である舌は,四肢などリンク系を動かすシステムと異なり,複数の筋を使ってその弾性構造の形状が制御され,複雑な音声パターンを生み出す.人は他人が話している際の音響的特徴や唇や舌などの調音器官形状の限られた情報から,自分自身の調音器官を制御し他人と同じような調音運動を行い発話することができる.本研究では,このような「調音運動の模倣」を調音ダイナミクスモデルで実現する方法について検討した.調音器官の一部の運動を目標として用い,繰り返し修正により目標運動を模倣する舌・顎の筋運動指令を推定する方法を定式化し,コンピュータシミュレーションによりその有効性を確認した.
- 2004-01-20
著者
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誉田 雅彰
早稲田大学 スポーツ科学部
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党 建武
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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五味 裕章
Nttコミュニケーション科学基礎研究所:jst-erato下條潜在脳機能プロジェクト
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五味 裕章
Ntt
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党 建武
北陸先端科学技術大学院大学
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誉田 雅彰
早稲田大学スポーツ科学部
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党 建武
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科:天津大学計算機科学技術学院
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朴 雪梅
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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野添 潤一
東京工業大学大学院総合理工学研究科
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五味 裕章
NTTコミュニケーション科学基礎研究所
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