構文木潅基にする複数の文の構造について
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概要
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自然言語処理ソフトウェアにおいて,構文解析処理は,その効率がシステム全体に与える影響が大きく,重要なものである.ところが,通常この構文解析の結果には,構文的,あるいは意味的あいまいさが含まれている.これを完全に解消するためには,構文解析と,意味解析や文脈解析などの処理とを組み合わせる必要があるが,これらの処理には,一般に膨大な重の知識や複雑なルール記述が不可欠である.この点に関し,我々は,対象とする文及び文章の範囲を限定し,可能な限り表層に近いレベルの,比較的少量の情鋼を使用して解析を行うことを考えている.本報告では,その研究の一つとして,主に構文解析時に生じる種々のあいまいさをどのように記述し,データとして保持するか潅考察する目的で,パラグラフなど複数の文のまとまりに対する構造を,それぞれの文の構文木を基にして構築する試みについて述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
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