時変ARMA-Dモデリングの推定精度について

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概要

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本稿では、時変ARMA-Dモデルを用いた拡張MIS法の推定精度について実験的な考察を行なっている。実験は合成音声と実音声について行なわれている。合成音声はモデルへの入力をRoseberg波として時変ARモデル、または時変ARMAモデルから生成される。本手法によるスペクトルと規篤スペクトルとの距離を計算した結果、本手法がRLSやMISより良い結果を示した。実音声に対しては、予測誤差の時間的変化からトラッキング能力を検討している。実験結果より本手法が他の手法より時間的追従性が優れていることが確認された。また、本手法から得られるスペクトルは窓長を適切に設定したDFTのスペクトル包絡とほぼ一致するという結果も得られた。
社団法人電子情報通信学会の論文
1993-05-21

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