語の接続関係を用いた論文アブストラクトの翻訳
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概要
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現在一般に用いられている機械翻訳の手法は,原言語の形態素解析、構文解析を行った後、その情報に基づいて原言語を目的言語に変換するものである。このような解析を行う手法は一般に処理が複雑になり、種々の文法、意味情報を付加した辞書を必要とするのでその作成及び保守に手間がかかる。これに対して、我々は語の接続関係を利用した機械翻訳の手法を提案した。本手法は、単語の品詞などの文法情報を用いず単語の接続情報により翻訳文を生成するもので、文の構造が比較的簡単で単語の使われ方が限定されている科学技術文献の翻訳に有効である。本手法は、既に論文表題の翻訳に適用され良好な結果が得られている。本報告ではこの方式による科学技術論文のアブストラクトの翻訳について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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