キーワード方式べた書き文かな漢字変換システムにおける付属語情報を用いた単語のあてはめ

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概要

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我々は、べた書き文を確実性の高い部分から段階的に分割して変換する方式(キーワード方式)によるべた書き文のかな漢字変換システムを開発している。このシステムでは、最初べた書き文字列中から一意に識別可能なキーワードによってべた書き文をいくつかに分割し、ついでその各部分ごとに一般の単語をあてはめている。これまで得られた実験結果によると、本システムにおける変換エラーの約7割は、一般単語のあてはめの際に、あてはめるべき語を決定するための連接情報(単語の前後に連接している文字の組)が辞書中に存在しないことによる未変換である。しかし、これに対して、辞書中の連接情報を増やすと誤変換も増大する。そこで、付属語を手掛りとしてあらかじめ単語を分類しておき、この情報を併用して一般単語のあてはめを行うことを検討している。本稿では、そのアルゴリズムおよびそれを用いて文章中より関連のある語を取り出した実験結果について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1986-10-01

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