二重符号化説における認知地図の実験
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概要
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ある場所へと移動しようとするとき、人はその場所への道筋に関しての知識を持っている。そして、その知識を使って行動するのである。この地理やそれに関する行動の知識が「認知地図」というものである。では、この認知地図とはいったいどのようなもので、どのようにして活用しているのだろうか?幸島において実例に基づく学習による計算機モデルが提唱された。しかし、人はより柔軟で多くの知識を持っている。実例だけによるものではなく、もって別の判断をしているのではないかと思われる。そのため、認知地図の構造と性質、そして人の記憶モデルについて考えた。しかし、それらでは人がどのようにして、またどんな事を認知地図の知識として持っているかが説明できなかった。以上の事から、本稿では現実的な三つの認知地図モデルを提唱する。このモデルが認知地図のどのような面を記述するのかを検証する実験を二つ行った。
- 1993-03-01
著者
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