演奏された音長データからの音価決定法
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概要
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ピアノによる実際の演奏の音長データに注目した自動採譜システムを開発した。1曲分の音長の出現頻度の度数分布をもとにテンポを推測し、これを音価判定の基準とする。また演奏データ中のある音Aから次の音Bまでの物理的な時間の長さ(インターバル)と、音Aについての鍵盤を押してから離すまでの物理的な時間の長さ(デュレイション)の対応関係から休符の存在確認を行った。これらの処理を経て最終的に音価を決定する方法を考案した。そして、音価決定方法の実現および実験を行うシステムを作成し、既存の楽譜とシステムの実験結果とを比較し、考察をおこなった。本稿では, この音価決定法と実験結果の考察について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
-
小谷 善行
東京農工大学共生科学技術研究院先端情報科学部門
-
野池 賢二
東京農工大学工学部情報コミュニケーション工学科
-
瀧口 伸雄
東京農工大学工学部電子情報工学科
-
小谷 善行
東京農工大
-
久保 宏
東京農工大学工学部電子情報工学科
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