単語長を考慮した最長しりとり問題の実験的考察
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概要
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本論文では, 先行研究の最長しりとり問題の一般化として, 最長しりとり問題で単語の長さを考慮した文字数最大しりとり問題の厳密解法について述べ, その実験的評価を行う.文字数最大しりとり問題は, 整数計画問題として記述した場合, 単語の最大の長さをlとしたとき, 最長しりとり問題を記述するための変数のl倍の変数が必要となり, 現実的に解けるかどうかは未知である.l=26の既知の単語について, 文字数最大しりとり問題は先行研究での最長しりとり問題に比べ, 約41倍の計算時間がかかることが分かった.さらに, これら2つの問題の派生問題として, 固定単語長文字数最大しりとり問題および固定文字数最長しりとり問題を取り上げる.これらの派生問題を用いて, 広辞苑とICOT形態素解析辞書について, 最長しりとり問題の最適解と文字数最大しりとり問題の最適解の関係を分析した.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 2005-12-15
著者
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品野 勇治
東京農工大学
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小谷 善行
東京農工大学共生科学技術研究院先端情報科学部門
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乾 伸雄
東京農工大学 共生科学技術研究部 システム情報科学部門
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乾 伸雄
東京農工大学
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小谷 善行
東京農工大学大学院工学府
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品野 勇治
東京農工大学院共生科学技術研究部
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品野 勇治
東京農工大学 工学部 情報コミュニケーション工学科
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品野 勇治
東京農工大学大学院共生科学技術研究部
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乾 信雄
東京農工大学大学院共生科学技術研究部
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小谷 善行
東京農工大
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