未来の観測状態を考慮したTD法について
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概要
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TD(Temporal Differential : 時間的差分)法は、Samuel(1963)のチェッカープログラムに始まるマルチステップ予言問題に対する学習アルゴリズムである。Sutton(1988)は過去の観測状態を考慮するTD(λ)法を提案し、それが従来行われていた観測状態と最終結果のみからの学習法よりも効率がよいことを示した。本稿では未来の観測状態のみを考慮したTD(0,μ)法、および過去と未来の両方の観測状態を考慮したTD(λ,μ)法を提案する。TD(λ,μ)法においてμ=0とおくとTD(λ)法と一致し、TD(λ)法の一般化になっている。最後に"4×3の世界"という仮想世界を使って行った学習実験の結果を示す。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 2000-05-31
著者
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