局面情報のパターンマッチングによる候補手の生成
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概要
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われわれは人工知能研究の一環として将棋を題材に取りあげている。将棋のようにある一つの局面における可能な指し手が多いゲームの場合、すべての合法手を探索する全幅探索は非現実的である。よって、探索する手をあらかじめ絞る前向き枝刈りの手法が多く用いられる。この場合、前向き枝刈りのアルゴリズムによっては、探索結果が質の悪いものになってしまう可能性もある。われわれは、局面情報のパターンマッチングによって、探索の候補手を生成する手法を設計し、評価した。本稿では、パターンを適切に表現するためにはどのような局面情報を抽出すべきかを調査する。その調査結果がどのような意味を持っているかを論じ、その局面情報をパターンに応用する可能性について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
-
小谷 善行
東京農工大学共生科学技術研究院先端情報科学部門
-
瀧口 伸雄
東京農工大学工学部電子情報工学科
-
小谷 善行
東京農工大
-
久保田 聡
東京農工大学工学部電子情報工学科
-
細江 正樹
東京農工大学工学部電子情報工学科
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