「名詞と表層格」パターンに対する深層格対応の推測

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概要

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動詞にかかる名詞と表層格の組から、動詞の深層格を推測する方法を設計した。何らかの理由によって動詞の深層格対応が未知である場合を想定して、「名詞と表層格」パターンに対応する深層格対応を得る。これには、既知の動詞に関する深層格対応とコーパスにおける頻度を用いる。係り先の動詞の情報を用いないことで、未知の動詞の深層格構造の獲得などが実現できる。EDR辞書から深層格の情報を抽出し、特定の格支配構造を持つ動詞ごとに対応関係を分類した。深層格対応の推測精度を上げるため二つの方法を行う。(1)同じ格支配が未知の動詞に係る「名詞と表層格」パターンを複数回の人力によって得て、深層格対応候補の絞り込む方法(2)その他に事例文から獲得した深層格対応の頻度の利用これらの方法により、動詞の情報を人力しない場合でも、深層格対応がある程度推測できた。
社団法人情報処理学会の論文
2003-03-06

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