スケッチ入力を用いた景観画像の類似画検索システム

概要

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建造物や場所を写した画像は、電子的なメディアによって急速に蓄えられつつある。しかし、その画像と画像の特徴を統合管理し検索する方法は未だにテキストベースのデータベースと変わりない方法が用いられる。景観画像を集めたデータベースでは画像は地域開発の際のプレゼンテーションの対象とする事が多く、これには景観評価の要素が加わる。そのため、それらを意識した検索方法を用いるべきである。景観画像を景観評価の対象とする時、その画像の大まかな色彩的配置と、対象物体自体の構造や、対象物体とその周囲の目立つ物体とをあわせた構図が重要となる。また人が配置や構図を表現する時にスケッチを用いる事は自然である。つまり、景観評価とスケッチは親和性が高い。そこで、スケッチを入力する事により、それに似た画像を検索するデータベースを構築すれば景観評価に対して有効なデータベースとなる。本研究では景観画像データベースのためのスケッチ入力検索システムを提案する。また対象画像は橋梁画像を集めたLD-ROMから抜粋した。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-03-15