線織面による曲面形状生成システムの構築と教育への応用

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教育の場などにおいて、曲面を用いた造形を行なう場合、コンピューターに対して特別の知識を持たない者が自由に線識面に対する想像力を働かせることが出来るようなシステムを提供することを目標にし、使用者が意図していたものの創造の補助となるようなシステムの設計を行った。実際に構築するシステムは線織面を扱い、それを視覚的に生成、切断、変化させ、曲面の想像の補助となるような表現が必要である。線織面の創造を補助するためのシステムを構築する上で重要なことは、システムの使用感、及びユーザーインターフェースであるが、コンピューターを使用することにより思考が中断されることは避けなければならない。このことから以下の3つが大切である。・インターフェイスの反応速度・システムの応答速度・難解ではない、思考の中断を伴わない直感的なユーザーインターフェースこの点を考慮に入れてこのシステムでは、リアルタイムで線織面を生成、表示、変形する必要があり、線織面を表現する上での能率のよいユーザーインターフェイスの考察をシステム上に反映する必要がある。システムを線織面を表現するという観点から見れば表現力は高くなければならない。また変形、切断には使用者の思考を中断しないぐらいの十分な速度と直感的な操作を用いることが望ましい。また切断を行う場合、切断を行いやすいような理解しやすいユーザーインターフェイスを用いなければならない。
一般社団法人情報処理学会の論文
1993-03-01

線織面による曲面形状生成システムの構築と教育への応用

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