3次元形状を誇張するための投影変換手法(<論文特集>新映像メディアとその応用)

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概要

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形状を正確に表現するという研究により, フォトリアルな画像生成が追求されてきた.これに対して, 形状を人に伝達するために, 正確な画像を誇張する特徴強調表現がある.色の変化やハイライト処理を行うだけで, 形状の理解を助ける画像生成できる表現手法である.本論文では, 人の意図を反映できる3次元形状の特徴誇張を行う手法を提案する.この手法は, 形状モデルデータを変更せず, 投影変換時に形状誇張を行う.このためにまず, 形状が誇張されている絵画, イラストを分析し, その規則を整理した.次に, これに基づき, 投影する時点で誇張度合を決定し, 誇張投影変換手法を考案した.また, 誇張方向と誇張度合を入力し, 誇張を対話的に行うシステムを開発し, その評価を行った.本研究で提案する3次元形状を誇張するための投影変換手法により, 情報伝達手段として用いるイラストの作画が可能となった.
社団法人映像情報メディア学会の論文
1996-10-20

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