画像特徴量を用いたデザイン画像の感性情報抽出
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概要
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著者らのグループはデザインワークを支援するための画像データベースシステムを構築してきた。このシステムでは、漠然としたイメージに対する画像を検索者の感性に基づいて検索することが可能である。デザインワーク支援という観点から、イメージを膨らませるための参考になるような画像の検索を実現するために、本研究の感性による検索は特定のキーワードを用いて検索するのではなく[2]、暖かい・冷たいのような印象語を対にした感性スケール上の位置を指示し、印象語に対する検索者のイメージの度合を提示することによって行なう。感性スケールは+3から-3の実数値をとるスケールになっている。このシステムを構築するためには、画像データとともにその画像の持つ感性値、つまり、感性スケール上の位置を示す感性データを蓄えなければならない。感性データはアンケート調査をもとに求めていたが、新たに画像を追加するとき、画像数が非常に多いときなどにアンケートの実施が困難となる。そのため、感性データをアンケートによらず画像から直接抽出する必要性が生じた。本研究では画像の色や形、構図に関する特徴と感性との関係を分析し、これらの関係を総合的に利用することで画像から感性情報を抽出することを目的とする。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
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