デザイン画の色と形の複雑特徴量による分類
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概要
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本研究では、デザイナ支援を目的とした感性による検索が可能なデザイン画像データベースの構築を目的としている。デザイナがデータベースに感性を与えると、数千点のデザイン画像の中から適合する画像を提示するというものである。感性としては、「暖かい⟷冷たい」など8つの基本的な形容詞対スケールを用いる。この画像データベースを構築するにあたっての問題点は、画像の感性データの蓄積方法である。画像の入力者が主観的に感性データを与えてしまったのでは正当性に問題があり、数人からアンケートをとれば、正当性は増すが作業量が増えてしまい効率が悪くなる。したがって、計算機上でデザイン画像を人間の感覚と同じように分類する手法の確立が必要となる。本論文では、計算機を用いて「密⟷粗」という形容詞スケール上でデザイン画を分類するために、デザイン画像の計算機上の処理によって算出できる複雑特徴量を定義し、それを「密⟷粗」という人間の感性に対応させることを提案した。そして、計算機で算出した値と前もって行ったアンケートの結果とを比較した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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