ラディオシティ法のための高速並列演算手法
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概要
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CGの分野においてGlobal illuminationやPhoto-realistic imageが着目されている。これは室内の照明シミュレーションやVR(Virtual Reality)などの、より現実感の高い画像を必要とする分野が増加したことによる。このための画像の生成方法としてラディオシティ法が考案された。しかし光の散乱や相互反射まで計算するこのアルゴリズムは多大な計算量を必要とし、計算時間がかかる。そこでラディオシティ計算を並列に処理する手法が研究開発されている。しかし従来の並列化手法では、フォームファクタの計算部分の並列化や直接光の独立性に着目した並列処理が中心である。またこれらの計算における計算式の法則性に着目した専用プロセッサも開発されている。本研究では物体データの表面のみに着目し、パッチのもつラディオシティエネルギーの受け渡しを並列処理するアルゴリズムを提案し、富士通(株)の高並列計算機AP1000を用いてその効果を調べた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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