高品位白黒画像の濃淡制御法
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概要
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白黒画像は、普段良く目にする画像に広く用いられ、情報伝達手段の一つとして非常に大きな役割を持つ。白黒画像のうち、工業的分野で代表的なものに、テクニカルイラストレーションがある。このような白黒画像では、色彩を用いる代わりに、線分やドットを用いることによって、立体感を表している。そのため、白黒画像は、物の形状や材質の特徴を誇張するような強調や、省略が必ず行なわれる。また、この強調や省略は、人手による微妙な作業なので、計算機で扱いにくいとされている。最近では、ディザ法に関する研究や、カラーを利用した研究などがある。本研究の目的は、情報を有効に伝える表現法として、以前に紹介した、太さ変化を自由に制御する手法、ドット分布を用いた濃淡表現法に加え、線影表現法と濃淡表現を制御するための濃度分布曲線を提案し、これらを装備したシステムを作成し、その有効性を評価することである。
- 1993-03-01
著者
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