フロントエンド実行(マルチスレッド実行とプロセッサアーキテクチャ)

元データ 2004-05-14

概要

値予測は,データ依存による先行制約を緩和する手法として盛んに研究されてきたが,現状では十分な性能向上が得られているとは言い難い.それに対して本稿では,フロントエンド実行と呼ぶ手法を提案する.スーパースカラ・プロセッサの命令パイプラインの,命令ウィンドウより上流をフロントエンド,命令ウィンドウおよびその下流をバックエンドと呼ぶ.したがって通常のスーパースカラ・プロセッサでは,命令の実行ステージはバックエンドにある.フロントエンド実行とは,バックエンドに加えてフロントエンドにも演算器を配し,実行可能な命令をフロントエンドにおいても実行することである.シミュレーションによる性能評価の結果,フロントエンド実行を実装したプロセッサは16.3%の高速化を達成できることが分かった.

著者

森 眞一郎 京都大学大学院情報学研究科
中島 康彦 京都大学大学院経済学研究科
五島 正裕 東京大学情報理工学系研究科
五島 正裕 京都大学
富田 眞治 京都大学
富田 眞治 京都大学工学部情報工学科
小西 将人 大阪工業大学
中島 康彦 京都大学/科学技術振興機構さきがけ研究21

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