直接依存行列型スケジューリングを適用したクラスタ化スーパースケーラ・プロセッサの評価
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概要
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スーパースケーラ・プロセッサにおけるバイパス・ロジックは将来的にクロック速度を制限すると予測されており,この問題に対してプロセッサをクラスタ化する研究が行われている.一方,我々は,やはりクリティカルになると予測される命令スケジューリング機構のwakeupと呼ばれるロジックに対し,これを高速化する手法である直接依存行列型スケジューリングを提案している.この2つの方式の組み合わせとして集中型・分散型・擬似分散型と呼ぶ構成が考えられる。またwakeup遅延の問題に対しdependence-bascd architectureが提案されており,そのクラスタ化についても研究がなされている,本稿では集中型・分散型・擬似分散型と,クラスタ化dependence-based architectureについてIPCの評価・比較を行った結果を報告する。
- 2002-08-22
著者
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富田 眞治
京都大学物質-細胞統合システム拠点
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五島 正裕
京都大学大学院情報学研究科
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森 眞一郎
京都大学大学院情報学研究科
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中島 康彦
京都大学大学院経済学研究科
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五島 正裕
京都大学
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富田 眞治
京都大学
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小西 将人
大阪工業大学
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小西 将人
京都大学工学部情報学科
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西野 賢悟
京都大学
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小西 将人
京都大学大学院情報学研究科
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中島 康彦
京都大学/科学技術振興機構さきがけ研究21
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