子宮頚癌患者所属リンパ節Tγ細胞の検討

元データ 1983-07-01 社団法人日本産科婦人科学会

概要

子宮頚癌患者9症例の末梢血および所属リンパ節Tγ細胞(Fc-IgG receptor positive T細胞)のT細胞中に占める割合を検討し,以下の結果を得た.1)子宮頚癌患者末梢血Tリンパ球中のTγ細胞比率は,I期症例11.2±2.3%,II期症例14.5±3.8%,全体として12.2±3,2%で今回検索したII期症例まででは,健常成人との間に有意差を認めなかった.2)子宮頚癌患者所属リンパ節Tリンパ球中のTγ細胞比率は,3.2±1.5%で末梢血に比し極めて低値であり,リンパ節にはTγ細胞はほとんど存在しなかった.3)癌の転移リンパ節におけるTγ細胞比率は非転移リンパ節と同様に極めて低値で,癌の転移があってもリンパ節Tγ細胞の増加傾向はなかった.これらの結果は子宮癌転移に対する所属リンパ節の役割を考える上で極めて興味ある知見であり,その意義に関しては今後の検討に残されている.

著者

井上 正樹 大阪大学医学部産科婦人科教室
斉藤 淳子 大阪大学医学部産婦人科
斎藤 淳子 大阪大学 産婦人科
上田 外幸 大阪大学医学部
倉智 敬一 大阪大学医学部産科婦人科学教室
倉智 敬一 大阪大学医学部産婦人科学教室
倉智 敬一 大阪大
上田 外幸 大阪大学医学部産科婦人科学教室
上田 外幸 大阪大・産婦人科
上田 外幸 大阪大学病院産婦人科
田中 善章 大阪大学医学部産婦人科学教室
田中 善章 大阪大学医学部産科婦人科学教室
西野 照代 大阪大学医学部産婦人科
平松 恵三 平松産婦人科医院
井上 由之助 大阪大学医学部産婦人科
平松 恵三 大阪大学医学部産婦人科
西野 照代 大阪大学産婦人科
井上 由之助 大阪府立母子医療センター
井上 正樹 大阪大学医学部産婦人科学教室
倉地 敬一 阪府立母子保健総合医療センター産科

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