超薄型高高度気球用 PCM コマンド
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概要
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国産の薄型高高度気球の開発が進み,効率良く製作できるようになった。この薄型高高度気球の利用は毎年増加している。1995年には,容積30,000m^3の気球を制作し,高度約48kmまで上昇させることに成功した。この気球は10kg程度の観測器を40km以上の高度にまであげることができることから,オゾン観測,高高度の測風観測や気球工学の搭載機器試験に広く利用されている。我々はこの軽量気球に搭載可能な,小型で軽量かつ低消費電力の新しいPCMコマンドの開発を行ってきた。新PCMコマンドの使用目的は,気球の飛翔を終了させることや搭載機器の制御を行うことである。また気球搭載コマンド装置のバックアップとして電気タイマも付加することとした。コマンドのチャンネル数は気球切り離しの他観測にも利用できる5項目数とした。検討,試作した装置は地上試験を行って良好な結果が得られており実用性への道が十分確立されたと考えている。
- 宇宙航空研究開発機構の論文
著者
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太田 茂雄
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部
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松坂 幸彦
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部
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山上 隆正
宇宙科学研究所
-
太田 茂雄
宇宙科学研究所
-
松坂 幸彦
宇宙科学研究所
-
太田 茂雄
宇宙科学研究所気球工学部門
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