B500型気球の放球と飛翔(大気球研究報告)
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概要
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三陸大気球観測所のように限られた放球場で大きな気球を上げることは長年の課題であった.これまでに打ち上げに成功した最大の気球は,1973年に初めて上げられた容積200,000立方メートルのものである.より大きな容積500,000立方メートルの気球が1980年に打ち上げられたが,上昇中に破壊して成功には至らなかった.総浮力が1トンを超えるような大きな気球を,これまで20年以上行ってきた立て上げ放球法によって上げるには,いくつかの問題点があった.そこで,日本独自のセミダイナミック放球法が考案された.このために,地面に固定されているが,自由に回転でき,5mまでペイロードを昇降させることのできる大型放球装置と自走式跳ね上げローラー車が開発された.2000年以降,この放球法によって大型気球が上げられている.そして,2003年に,厚さ20μmのポリエチレンフィルムで作られた容積500,000立方メートルの気球の打ち上げと飛翔に成功した.この気球は日本で放球された最大容積の気球である.
- 宇宙航空研究開発機構の論文
著者
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飯嶋 一征
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部
-
山上 隆正
宇宙航空開発機構
-
井筒 直樹
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部
-
斎藤 芳隆
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部
-
鳥海 道彦
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部
-
並木 道義
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部
-
松坂 幸彦
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部
-
瀬尾 基治
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部
-
斎藤 芳隆
宇宙研
-
齋藤 芳隆
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所
-
井筒 直樹
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所
-
山上 隆正
宇宙科学研究所
-
松嶋 清穂
藤倉航装(株)
-
川崎 朋実
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部
-
松嶋 清穂
藤倉航装株式会社
-
斎藤 芳樹
東大理
-
平山 昇司
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部
-
山 上
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部
-
松島 清穂
藤倉航装
-
松島 清穂
藤倉航装株式会社
-
飯島 一征
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部
-
山上 隆正
JAXA ISAS
-
川崎 朋実
宇宙航空研究開発機構
-
松島 清穂
藤倉航装(株)
-
井筒 直樹
JAXA
-
飯嶋 一征
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部
-
斎藤 芳隆
宇宙航空研究開発機 宇宙科学研究本部
-
松坂 幸彦
宇宙航空研究開発機 宇宙科学研究本部
-
井筒 直樹
宇宙航空研究開発機 宇宙科学研究本部
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