ギンネムを主とした混合サイレージの調製(畜産学科)
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概要
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ギンネムを飼料資源として家畜に有効的に利用するための基礎的知見を得るために, 実験用サイロを用いてギンネムを主とした混合サイレージの調製を行なった。すなわち, 試験区としてギンネム茎葉部と他材料のネピアグラス, ススキ, パイン葉, カンショツル, アオサンゴ, サトウキビ梢頭部およびバガスなどを1 : 1の割合で混合し, 糖蜜を10%添加することによって7種類のサイレージを調製した。これらの試験区は, それぞれ詰め込み時および詰め込み後, 2,4,7,14,21および70日間経過した後, 各サイロを開封してpH, 水分, 有機酸組成および可溶性炭水化物などを測定することによって質的検討を行ない, 次の結果を得た。pH値は, 各試検区とも詰め込み後7日目以内の低下が激しく, 70日目における値はサトウキビ梢頭部混合区の4.9以外は3.9∿4.0の範囲にあった。各試験区における有機酸組成では, 70日目の乳酸生成量は, 約1.2∿3.4%の範囲にあった。そのうち, ススキ, ネピアグラスおよびバガスなどの混合区の埋蔵初期の7日目における乳酸生成量は, それぞれ約3.0,2.5および2.6%と他区と比較して高い値を示し, その後70日目までの著しい変化はほとんど認められなかった。一方, カンショツルおよびパイン葉混合区などでは, 埋蔵日数に伴なって漸次増加の傾向を示していた。酢酸は, 各試験区とも7日後の変化がほとんどみられず0.07∿0.12%の範囲にあった。酪酸は, サトウキビ梢頭部混合区で21日目に, パイン葉混合区では70日目に若干の生成が認められた。各試験区における可溶性炭水化物の減少率は, 70日目で約71∿81%であった。pH, 有機酸組成, 色, 香りおよび触感などにより70日目における各試験区のサイレージの品質を評価した結果, サトウキビ梢頭部およびパイン葉混合区が他区と比較してやや劣っていたが, 各試験区ともほぼ良質のサイレージが得られた。とくに, ススキおよびネピアグラス混合区は, 他区と比較して発酵促進効果が良好であり良質のサイレージが調製された。
- 1984-11-19
著者
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