国産小麦粉を含む原料を用いた食パンの製造過程におけるデオキシニバレノールとニバレノールの減衰率について
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概要
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ベーカリーにおいて国産小麦を含む原料で製造された食パン（35 検体）および同原料の小麦粉（12 検体）を入手し，各々の試料に含まれるデオキシニバレノール（DON）とニバレノール（NIV）の汚染量をLC-MSにより分析した．その結果，小麦粉中からはDON およびNIV は各々31.3 ± 28.9，8.5 ± 3.7 μg/kg，食パン中からは各々8.6 ± 5.1 μg/kg，3.4 ± 2.0 μg/kg が検出された．これより推測される食パン製造後のDONの残存率は約74.4 ％，NIV は65.8 ％であった．本結果は，食パンからのカビ毒摂取の実態に即したリスクアナリシスを実施するうえで貴重な情報となろう．
- 2009-01-31
著者
-
小西 良子
国立医薬品食品衛生研究所
-
田中 敏嗣
神戸市環境保健研究所 新型インフルエンザ検査チーム
-
杉山 圭一
国立医薬品食品衛生研究所 衛生微生物部
-
田中 宏輝
サントリー株式会社 安全性科学センター
-
鎌田 洋一
国立医薬品食品衛生研究所 衛生微生物部
-
小西 典子
国立医薬品食品衛生研究所 衛生微生物部
-
田中 敏嗣
神戸市環境保健研究所
-
田中 敏嗣
東京理科大学
-
鎌田 洋一
国立医薬品食品衛生研究所
-
杉山 圭一
国立医薬品食品衛生研究所 変異遺伝部
-
田中 宏輝
サントリービジネスエキスパート(株)
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