頭頚部悪性腫瘍に対する5-FU Dry Syrupの治療成績および腫瘍組織内濃度の検討
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概要
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The clinical effect of 5-FU Dry Syrup was studied in 50 patients with head and neck cancer. Forty of the cases were squamous cell carcinoma, and most of them received combined therapy of 5-FU and irradiation and/or operation. The patients were given 5-FU Dry Syrup at doses of 300mg daily.Following the criteria proposed by the Tokyo Cancer Chemotherapy Association, the initial effect of 5-FU Dry Syrup was evaluated when the tumor reached a minimum size without surgical excision. The rate of effectiveness was 81.4%. The long-term effect was evaluated after about 2 years of a follow-up period and was 62.5%. The rate of initial effectiveness was 80% for maxillary cancer and 87.5% for laryngeal cancer. The rate of initial and long-term effectiveness for squamous cell carcinoma were 82.3% and 56.3%, respectively.Clinical symptoms and laboratory findings considered to be attributable to the side effects of this agent were observed in 19 cases. In detail, gastrointestinal disorders were experienced in 10 patients, hematopoetic disorder in 10 and eruption in one. These side effects were encountered during the period of radiation therapy and were temporary in duration without any serious consequences.5-FU concentrations in the tumor tissue and serum of 13 patients with head and neck cancer were determined by the bioassay technique. The samples were obtained one to two hours after oral administration in a dose of 200mg of 5-FU Dry Syrup. In four of the 13 tumor tissues and three of the 13 sera the concentrations of 5-FU were quantified and averaged 1.03mcg/g and 0.053mcg/ml, respectively.On the basis of the above findings, we consider that 5-FU Dry Syrup is an useful agent against head and neck cancer.
- 耳鼻咽喉科臨床学会の論文
著者
-
福喜多 啓三
三重大学医学部耳鼻咽喉科
-
伊藤 由紀子
三重大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
三吉 康郎
三重大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
坂倉 康夫
三重大学医学部耳鼻咽喉学教室
-
由井 誠一郎
三重大学医学部耳鼻咽喉科教室
-
坂田 富美
三重大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
鵜飼 幸太郎
三重大学医学部耳鼻咽喉科学
-
福喜多 啓三
三重大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
由井 誠一郎
三重大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
由井 誠一郎
三重大学医学部耳鼻咽喉科学
-
三吉 康郎
三重大学医学部耳鼻咽喉科
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