急性肝不全モデルにおけるセロトニンおよびトリプタミン代謝 : 肝臓内,脳内および腎臓内におけるトリプトファンおよび代謝産物の変化
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概要
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嫌気性グラム陽性菌であるPropionibacterium acnes加熱死菌をマウスに静注して,7日後にグラム陰性菌由来のlipopolysaccharide (LPS)を静注すると,ほとんどのマウスは広範な肝細胞壊死を伴つて24時間以内に死亡する.この急性肝不全モデルマウスにおける肝臓内,脳内および腎臓内のトリプトファン代謝について検討した.その結果,トリプトファンが著しく上昇し,トリプタミン経路,セロトニン経路の代謝促進が認められた.特に脳においてはセロトニン代謝よりもトリプタミン代謝,特にインドール酢酸の増加率が大きかった.
著者
-
山本 祐夫
大阪社会医療センター
-
関 守一
大阪市立大学 大学院肝胆膵病態内科学
-
阪上 吉秀
大阪市立大学医学部第3内科
-
河田 則文
大阪市立大学 大学院肝胆膵病態内科学
-
小林 絢三
大阪市立大学
-
溝口 靖紘
大阪市立大学医学部内科学
-
森沢 成司
大阪市立大学医学部内科学
-
児玉 千枝
大阪市立大学医学部第3内科
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