健康教育とレクリエーション・リハビリとの合同演習の各段階での学生の学び
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概要
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本研究の目的は、地域看護学と老年看護学で実施した健康教育とレクリエーション・リハビリの合同演習の計画・実施・評価段階での学生の学びを分析し、合同演習の教育効果と教育上の課題を明らかにすることである。学生の自己評価用紙の記述内容を検討した結果、54サブカテゴリー、14カテゴリーが形成された。14サブカテゴリーから合同演習での学びの構造化を図り、【学生の思考と行動】、【対象との相互作用】、【評価】の3つの大きなカテゴリーにまとめることができた。学生は、対象者との援助的人間関係やヘルスプロモーションの視点など従来の演習方法での課題を挙げており、既習の知識と技術の応用や統合など教育効果を確認できた。しかし、計画段階では場の雰囲気づくりや参加者の反応の把握や交流への視点をもちにくいこと、実施段階ではチームワークを図って運営することや対象者のヘルスプロモーションについての意識は薄いことが明らかになった。
- 新見公立短期大学の論文
著者
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古城 幸子
新見公立短期大学看護学科
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木下 香織
新見公立短期大学看護学科
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掛屋 純子
新見公立短期大学看護学科
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栗本 一美
新見公立短期大学看護学科
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木下 香織
新見公立短期大学
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掛屋 純子
新見公立短期大学 看護学科
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