患者の手記による看護学生の学び : 透析患者の手記を取り入れた教育効果の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は、血液透析を行っている患者を理解するために患者の手記からの学生の学びおよび気づきを分析しその教育効果について検討することである。分析の結果、記述内容は、7カテゴリに分類された。患者の手記から透析患者の【闘病の苦痛】や【ライフスタイルの変化】などを理解することで【患者の心理】である悲しみや苦しみについての対象理解がより深まっていた。さらに、【腎臓の重要性】、【医学のすばらしさ】について専門的な知識の重要性を再認識し、自分自身の知識の不足や、健康について【自己の振り返り】をすることが出来ていた。これらのことから学生は、土台となる対象理解や学習の再認識によって、透析患者に対する【看護に求められるもの】として学び、理解することが出来、必要な看護行為へと転換できたのではないかと考えられる。
著者
関連論文
- 患者の手記による看護学生の学び : 透析患者の手記を取り入れた教育効果の検討
- A短期大学看護学科における卒業研究の動向 : 家族看護に視点をおいた分析から
- A短期大学看護学科における卒業研究の動向 : がん看護に視点をおいた分析から
- 健康教育とレクリエーション・リハビリとの合同演習の各段階での学生の学び
- 生活習慣病に視点をあてたA短期大学看護学科卒業研究の動向分析
- 学生が持つストレス・コーピングの傾向--臨地実習前の実態調査
- 学生が持つストレスの認知とコーピング : 認知的評価とコーピング方略尺度の相関
- 成人看護学実習A終了時における学生 : 患者間の距離のとり方に関する研究
- 新たな教材としての電子カルテ教育システムの効果と課題 : 呼吸障害患者の看護過程の展開から
- 「健康教室」に関する学内演習と地域看護学実習での学生の学びと学習の成果
- 新見公立短期大学看護学科の取組「電子カルテ教育システムによる看護基礎教育」が文部科学省平成19年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」(現代GP)に選定されて
- 居宅介護支援事業所実習での看護学生の学び--地域看護学実習記録用紙の分析から
- 「健康教室」演習を取り入れた教育効果 : 学生の自己・他者評価を分析して
- 我が国における前立腺がんの看護研究の動向
- 前立腺がん患者の排尿・排便・性機能,精神的負担感が自尊感情に与える影響
- 前立腺がん患者の自尊感情の影響要因の分析--夫婦関係満足度との関連
- 前立腺がん患者退院後の外来支援への課題--排尿症状回復過程とQOLスコアによる調査
- 前立腺がん患者の排尿・排便・性機能,排尿・排便・性負担感の実態調査 : 外来通院患者の支援についての検討
- 地域看護学Iにおける「学校保健」講義の授業評価 : 学生による授業評価を行って
- 我が国におけるがんとコーピングに関する研究の動向
- 前立腺がん患者の排尿・排便・性負担感とコーピングスタイルが心の健康に与える影響
- 成人看護学実習に向けての事前学習・演習の実際と今後の課題 : 実習担当施設での検討
- 看護学生が抱くがんの認識と背景要因との関連
- 成人看護学実習Aにおける学生の学びと指導の課題