前立腺がん患者の排尿・排便・性機能,排尿・排便・性負担感の実態調査 : 外来通院患者の支援についての検討
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概要
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本研究の目的は外来通院中の前立腺がん患者の排尿・排便・性機能,排尿・排便・性負担感の実態を明らかにすることである。外来通院中の前立腺がん患者を対象にアンケート調査を行った。その結果,排尿機能の平均点は69.2±14.5,排便機能の平均点は70.3±15.7,性機能の平均点は17.7±22.6であり排尿・排便機能は比較的良好であることが明らかになった。また,排尿負担感の平均点は24.4±34.3,排便負担感23.2±32,8,性負担感37.5±35.7であり,排尿・排便機能評価が良好であっても排尿・排便負担感は高いことが明らかになった。したがって,機能的な評価が良好でトラブルはないと判断できたとしても患者の抱える悩みや心理的な苦痛があるということが考えられる。看護者は患者の機能的な問題にとどまらず患者の抱える負担感をアセスメントし支援していくことが求められる。
- 新見公立短期大学の論文
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