学生の看護研究集録集における在宅看護研究の動向 : 過去9年間の分析より
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概要
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看護実践の場において看護研究は、患者により質の高いケアを提供することと、問題解決能力を養うことの目的に行われ、欠かせない取り組みになってきている。看護基礎教育においても、学生たちが研究的手法や態度、倫理的思考過程を体験することによって、看護専門職として必要な問題解決能力や看護を学問として学び続ける姿勢に繋がることを期待している。そこで、A短期大学看護学科の1999年から2007年までの「看護研究集録集」に掲載された、学生の看護研究の中から、在宅看護に関する研究を分析し、動向を明らかにした。その結果、学生のテーマの選定の傾向には、社会背景との関連が伺えた。また調査方法では、面接や半構成面接法など直接聞くことができる方法をとる傾向にあることがわかった。今後は、このような学生の動向を踏まえ、学生がより主体的にかつ継続的に看護研究に取り組んでいくことができるような指導をする必要性があることが明らかになった。
- 新見公立短期大学の論文
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