2年次老年看護学実習における学生の学びと指導上の課題 : 実習のまとめのグループワークから
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概要
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本研究の目的は、2年次老年看護学実習について、まとめのグループワークの学習効果と今後の実習指導上の課題を明らかにすることである。グループワゴクでの学びは「個別性」のほか、高齢者の身体面・精神面・社会面の理解などの共通したキーワードで表現された。グループワーク後の学生個人の記録からは7つのカテゴリーが抽出され、【学習の方法】【学習への意欲】【共有した思い】はグループワーク中の学生の思考や感情に、【高齢者理解】【認知症の理解】【高齢者をとりまく環境】【ケア方法】はグループワークで学んだ具体的な内容に関連すると考えられた。また、61名の学生から実習中に解決できなかった疑問が75場画記載された。高齢者に対するケアスタッフの言動やケアに関する内容が多かったが、疑問解決のために行動した学生は少なかった。2年次実習における疑問解決への指導方法や問題解決能力の向上へとつながるような教育方法の検討の必要性が示唆された。
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