アオリイカ外套筋の白濁に及ぼす保存温度の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アオリイカ死後の鮮度変化と外套筋の白濁について検討した。試料を即殺後,外套筋を氷蔵,5,10,15℃の各温度で保存し,ATP関連化合物,グリコーゲン,pHおよびL^*値を経時的に測定した。ATP量の減少は氷蔵≒5℃>15℃>10℃の順であった。グリコーゲン含量は氷蔵より10℃の方が緩やかに減少した。pHは明瞭な変化が見られなかった。外套筋が明らかに白濁したL^*値50を越える保存時間は10℃が12時間で最も遅くATP量の減少と同傾向であった。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2008-09-15
著者
-
濱田 友貴
長崎大学大学院生産科学研究科
-
桑原 浩一
長崎県総合水産試験場
-
岡本 昭
長崎県総合水産試験場
-
新井 博文
長崎大学大学院生産科学研究科
-
橘 勝康
長崎大学大学院生産科学研究科
-
本田 栄子
長崎大学大学院生産科学研究科
-
井上 理香子
長崎大学大学院生産科学研究科
-
横田 桂子
長崎大学大学院生産科学研究科
-
村田 昌一
長崎県総合水産試験場
-
橘 勝康
長崎大学
-
新井 博文
長崎大・水産
-
橘 勝康
長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科
-
濱田 友貴
長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科
-
橘 勝康
長崎大学水産・環境科学総合研究科
関連論文
- テトロドトキシン添加飼料投与による養殖トラフグTakifugu rubripesの毒化
- フグ毒添加飼料を投与した養殖トラフグのヒツジ赤血球に対する抗体産生能と脾臓細胞の幼若化反応
- 天然イサキの死後変化に及ぼす保存温度の影響
- 養殖イサキの死後変化に及ぼす刺殺条件と保存温度の影響
- アコヤガイの血清タンパク質含量を指標とした優良親貝の選抜
- アオリイカ外套筋の白濁に及ぼす保存温度の影響
- 天然と飼育したムラサキウニ生殖巣の遊離アミノ酸組成
- アナアオサのムラサキウニ餌料としての適性
- 栄養学的見地からみたアナアオサの餌料適性
- 数種有機酸塩が示したスルメイカ肉の自己消化抑制作用による加熱ゲル形成能の向上
- スルメイカ外套膜筋の加熱ゲル形成に及ぼすグルコン酸ナトリウムの影響
- 養殖ブリのヤケ肉発生に伴う普通筋の微細構造と細胞化学的Mg^-ATPase活性の変化
- アオリイカの外套筋の死後硬直に及ぼす保存温度の影響
- 養殖ブリのヤケ肉発生に伴うATPase活性からみた筋原線維タンパク質の変性について
- 養殖ウナギの各血清リポタンパク質の構成成分
- アイゴ, ワニエソ, マアジすり身の凍結貯蔵耐性に及ぼす糖添加の影響
- マダイかまぼこの火戻りに伴う物性の低下とその微細構造
- 養殖マダイの成長に伴う体脂肪量の変化と血清リポタンパク質像との関連性
- 低温貯蔵したアイゴのかまぼこ原料特性
- カロテノイド強化ワムシの投餌がマダイ・トラフグ種苗の脾臓細胞の幼若化反応に及ぼす影響
- 養殖マダイの氷蔵中における普通筋中 α-アクチニンの限定分解
- かまぼこの火戻りに伴う各種構成タンパクの免疫電子顕微鏡観察(平成 12 年度日本水産学会九州支部大会)
- フグ毒を用いたフグ養殖
- 誘導体化stir bar sorptive extractionと加熱脱着GC/MSを用いた缶詰中ビスフェノールA及び関連化合物の分析
- 画像センシングによるアオリイカの熟練的鮮度評価手法
- フィコエリスロビリンによる低密度リポタンパク質の酸化抑制効果
- 養殖魚の安全と安心
- 異なる温度に保存したコイの筋原線維の小片化に及ぼす順応温度の影響
- ICタグを利用した養殖魚等の履歴表示システムの開発
- 塩漬条件が凍結解凍したマアジ肉の離水に及ぼす影響
- 稚仔魚の脾臓細胞幼若化応答の簡易測定法
- 4章 環境ホルモンと生活環境(III部 生活環境)
- 養殖マダイにおける体タンパク質含有量の違いが魚体密度のばらつきに及ぼす影響
- 養殖マダイの成長に伴う魚体タンパク質, 脂肪, 水分, 灰分各総量の変化, および天然マダイとの比較
- 養殖マダイと天然マダイの氷蔵中における普通筋の微細構造と細胞化学的Mg2+-ATPase活性の変化
- 魚介類による食物アレルギー
- 魚貝類アレルゲンに関する食品化学的研究(平成16年度日本水産学会賞奨励賞受賞)
- 塩漬条件が凍結解凍したマアジ肉の離水に及ぼす影響
- V. 魚類の鮮度保持とブランド展開(日本水産学会水産増殖懇話会)
- 養殖ブリのヤケ肉発生に伴う背部普通筋におけるα-アクチニンの変化
- クエン酸ナトリウムの多機能を応用したスルメイカからの新規ねり製品製造技術の開発
- コイ氷蔵中の生鮮度低下に伴う筋タイプ別微細構造の変化
- イカ類の活魚出荷を目的とした飼育技術の開発
- 養殖マダイの成長に伴う魚体内各部中脂肪量の変化
- 養殖マダイと天然マダイの氷蔵中における普通筋の微細構造と細胞化学的Mg2+-ATPase活性の変化
- 養殖マダイの体脂肪量と魚体密度の関係
- コイにおける飼育温度の違いが筋原繊維Ca2+-ATPaseの温度安定性や死後の鮮度低下速度に及ぼす影響〔英文〕
- 養殖マダイにおける肥満度と体構成成分との関係
- 養殖マダイの肉質に対する遊泳運動の効果
- 走査型電子顕微鏡を用いた魚類普通筋細胞外マトリックス観察試料作製における固定方法の研究
- イシダイのマイトジェン刺激リンパ球によるマクロファージ活性因子の産生と本因子の特性
- 養殖ブリ属(ブリ,カンパチおよびヒラマサ)血合筋の保存中における肉色変化の比較
- 沖縄県沿岸に分布する腐肉食性および肉食性巻貝の毒性と毒成分
- 傷のあるスルメイカをねり製品に利用するための技術開発
- コイの筋タイプ別細胞化学的Mg^-ATPase活性の氷蔵中における変化