誘導体化stir bar sorptive extractionと加熱脱着GC/MSを用いた缶詰中ビスフェノールA及び関連化合物の分析
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概要
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An analytical method for the measurement of bisphenol A (BPA) and related compounds (BPAs) such as bisphenol B (BPB), bisphenol E (BPE), bisphenol F (BPF), bisphenol P (BPP) and bis(4-hydroxyphenyl) sulfone (TDP), in food can samples was improved using stir bar sorptive extraction (SBSE) with in situ derivatization(acetylation) followed by thermal desorption (TDS)-gas chromatography-mass spectrometry (GC/MS). The method indicates good linearity and the correlation coefficients (>0.99) in the range of 0.4-40 ng/mL. Using the acetylated-SBSE-TDS-GC/MS method, BPA in the canned food being marketed by the food maker in Japan was analyzed. As the results, BPA was detected between 0.3-2.8 μg in four cans among seven canned foods tested. Especially, the content of the asparagus canned food was high level as compared with other canned food. Therefore, further analysis was performed with 5 asparagus canned foods. BPA was detected with all asparagus canned food at the range from 0.9 to 19.1 μg. The amount of BPA in these canned foods was evaluated within 5% compared with TDI (10 μg/kg/day by EU SCF). On the other hand, BPAs were also detected in 2 asparagus canned foods not only liquid part but also edible part. However, BPB, BPE, BPP and TDP were not detected in the extract sample from can coating materials. The possibility of food concentration by BPAs was suspected at the stage of the processing before being filled to the canned food. These results suggests that this derivatization (acetylation) SBSE-TDS-GC/MS method can be used in the determination of the BPA and related compounds with which processed food is comtaminated.
- 日本食品化学学会の論文
- 2008-12-22
著者
-
小原 智未
熊本県立大学地域連携センター
-
有薗 幸司
熊本県立大学環境共生学部
-
橘 勝康
長崎大学大学院生産科学研究科
-
横田 桂子
長崎大学大学院生産科学研究科
-
橘 勝康
長崎大学
-
有薗 幸司
京都府立大学 食保健学科
-
有薗 幸司
熊本県立大学
-
有薗 幸司
熊本県大・環境共生
-
小原 智未
京都府立大学 食保健学科
-
首藤 舞子
熊本県立大学環境共生学部
-
浅井 清実
熊本県立大学環境共生学部
-
有薗 幸司
熊本県立大学 環境共生学部
-
橘 勝康
長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科
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