解析信号に対する時変複素音声分析

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概要

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LPC分析は音声処理における特徴抽出法の主流となっている。しかし、音声信号は非定常信号であるにも関わらず、LPC分析には、音声の動的特徴を抽出できないという欠点がある。一方、解析信号をターゲット信号にする複素LPC分析法が提案され、解析信号の性質による、演算量の低減化、スペクトル推定精度の向上などの利点が、知られている。本稿では、解析信号に対し複素ARモデル同定を行う音声分析法の提案を行う。本方式では、AR係数を複素基底関数展開で表現し、最小2乗規範に基づく時変複素ARモデル同定を行う。複素LDU分解による解法を導出するとともに、合成音声と実音声を用いて、従来方式との比較と基底関数による推定スペクトルの違いを示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-04-24

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