自然言語処理研究向き文書エディタの試作について

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概要

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本稿では自然言語処理研究向けの,ビジュアルな環境における単語管理機能を有する文書エディタの試作版について紹介している。本エディタの特長は、辞書を内部に持ち、単語文字列を管理し、ロードされる文書ファイルの単語が辞書へのポインタで表されることにある。この構成により、自然言語処理で頻繁に行なわれる、文字列のマッチング処理が省略され、効率がよいものになる。また内部のデータ構造の柔軟性により、単語のグループ化や、構造化、文章の構造解析の表現が容易である。さらに本エディタは表示に関して考慮しており各種編集モードに応じた表示をする。開発環境としては、本エディタ内部の各種ルーチン群がライブラリとして利用できるので、これを利用して応用モードを作成することで、容易にビジュアルな操作環境を構築できる。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
1994-11-17

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