自己組織化クラスタと不確定領域除去法による画像のエッジ検出について

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概要

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これまでに、我々は自己組織化クラスタリングによって、画素の濃度値・位置座標を基にクラスタ分けを行ない、隣接するクラスタがエッジを含んでいるかどうかを統計量の比較によって判断を行なう手法を提案してきた。しかしながら、クラスタリングの結果では同一のクラスタに所属する画素でも画面上では分離して存在する場合がある。そのため細かいエッジが多く発生してしまうという問題が起こっていた。これを抑えるために、微妙に離れて存在する画素を分離し別のクラスタとして定義し、多数決論理を用いて他の多数メンバの領域に統合しその後、統計量による比較を行なう手法を提案する。したがって本報告では、少数メンバや画面上分離されたクラスタによって起こる細かいエッジが、本提案手法によって抑えられることを実験により示し、その有効性を確かめる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-02-05

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