3次元形状モデリングのためのドロネー網生成法
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概要
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グラフィックスやバーチャルリアリティに用いる幾何形状モデルを作成する際,計算幾何学分野の概念であるドロネー網は有効なツールである.しかし,従来のドロネー網生成法では,対話操作など母点の削除や移動を繰り返す形状モデリングに対応できない.また,母点から生成される網構造が直観的に明らかでないため,立体形状を忠実に表現することが困難である.そこで,本論文では,従来のドロネー網の生成手法に,(1)点の削除による網の更新を可能とする,(2)母点を結ぶ線分を網の辺として固定できるような機能を付加する.これらの機能により,対話的で,かつ物体のりょう線に三角形メッシュの辺が固定された3次元形状に忠実なポリゴンパッチモデルの生成が可能となる.手法の詳細を述べると共に,円柱座標系で表現された全周型距離画像への対応手法も述べる.更に,実際の形状モデリングへの適用結果を示し,本手法の有効性を評価する.
- 1995-05-25
著者
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