2001年MR空間の旅 : 複合現実感技術の映像制作分野への応用
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概要
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今日の映像制作では, 実写とCG(Computer Graphics)の合成が視覚効果(Visual Effects:VFX)として広く用いられている.この作業は, 実写素材を撮影した後に時間をかけて, ポストプロダクションにより実現される.一方, 複合現実感(Mixed Reality:MR)技術は, 現実世界と仮想世界を主観視点で, かつ実時間で融合する技術として特徴付けられる.これら2つの技術は, これまで独立した分野として発展してきたが, 相互に技術を取り入れることが可能である.例えば, 映像制作における精緻な合成は, MR技術においても利用価値の高いものである.一方, MR技術の実時間性は, 映像制作現場に大きなメリットを与え得る.本論文では, MR技術の映像制作分野への応用として, 実時間性の特性を利用して撮影リハーサル工程に適用する試みについて述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-10-18
著者
-
山本 裕之
キヤノン
-
田村 秀行
(株)エム・アール・システム研究所
-
大島 登志一
(株)エム・アール・システム研究所
-
黒木 剛
(株)エム・アール・システム研究所
-
小林 俊広
(株)エム・アール・システム研究所
-
山本 裕之
(株)エム・アール・システム研究所
-
大島 登志一
立命館大学映像学部
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