FDTD法におけるストリップ線路の電流分布を考慮した終端方法に関する検討

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概要

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ストリップ線路の電磁界解析を有限差分時間領域法により行う場合、ストリップ線路の終端において整合が必要となることがある。前回の報告では、ストリップ線路の終端方法として、セルの一辺に抵抗を挿入する方法を応用した終端方法について検討を行い、その終端からの反射が周波数の増加に伴い増加することが分かった。今回の報告では、終端からの反射が周波数の増加に伴い増加する原因について検討を行った。その結果、周波数による電流分布の変化が非常に小さいため、周波数による電流分布の変化は反射の増加の要因ではないことが分かった。また、反射係数から正規化インピーダンスを計算したところ、1MHzから1000MHzの周波数範囲において周波数の増加に伴い位相が遅れる傾向にあることが分かった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-07-18

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