区間限定スライスを用いた部品作成システムの評価
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概要
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部品を用いたソースコード再利用において,我々は区間限定スライスを定義し,このスライスを用いて既存のソースコードから再利用部品を容易に抽出する手法を先に提案した.本稿では,本手法に基づき構築した部品作成実験システムを用いて,実際のプログラムからソフトウェア部品を作成した際の実験結果と考察を述べる.本手法は,部品作成対象プログラムに対して任意の区間を指定して部品抽出が可能であるという点で従来の手法より有利である.また,本手法では再利用対象の部品本体だけでなく,部品を実行するために必要な実行条件例と部品がどのように利用されているかを示す利用例を合わせた付加情報を生成し,部品の実行動作や利用方法の確認が容易になる.本手法の利点を確認するための評価項目として,(1)抽出した部品は実行に不要なコードを含まないか,(2)区間を変化させることで機能の異なる部品が作成可能か,(3)異なるプログラムから抽出した同じ機能の部品はコードが等しいか,(4)生成される付加情報は部品を再利用するのに役立つか,の4点を設定した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-08
著者
-
島 健一
NTTドコモマルチメディア研究所
-
島 健一
NTTソフトウェア研究所
-
島 健一
Nttソフトウェア研究所:(現)株式会社nttドコモ
-
丸山 勝久
NTTソフトウェア研究所
-
高橋 直久
NTTソフトウェア研究所
-
丸山 勝久
Nttソフトウェア研究所:(現)立命館大学理工学部情報学科
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