設計判断過程のモニタリングに基づく経験的知識の蓄積法
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概要
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最近では、ソフトウェアで複雑なシステムを購築する場合、個々の対象の購造、対象間の静的、動的関係の表現にはオブジェクト指向表現が適しているといわれる。オブジェクト指向に基づく設計(ここでは、主にOMT)をもとに検討する)の際には、個々の対象の類似構造の検出、対象間の関係表現には認知的経済性が重要視され、いわゆる Design Patterns)として設計知識を獲得する必要がある。特に、(1)類似購造の判定、(2)汎化関係の抽出、(3)集約関係の抽出、が経験的知識としては重要である。本論文では、設計判断過程をモニタリングすることにより上記の経験的知識を蓄積する方法を示す。特に、オブジェクト指向設計と融合した設計判断過程のモニタリング、バックトラックメカニズムを提案し、そのメカニズムを用いた設計プラン知識,および視点分類の観点からの検討をふまえた事例の蓄積方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
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